富山県が実施する「富山県産品購入ポイント制度」のデジタル応募を可能にすることを目的とした「食べトクとやま」アプリを開発しました。
富山県産品購入ポイント制度とは、”県民ぐるみで県産品を大きく育てる地産地消運動”の一環として、県産品に付いているシールなどを集めて応募することで特産品が当たるキャンペーンです。
QRコードを読み取り応募用紙を撮影することで簡単に応募することを実現し、さらに旬の情報を配信する機能も備えているため老若男女に県産品の魅力を伝えることができるアプリです。
応募用紙の集計作業や統計情報の抽出を簡単に行うことができるシステムを開発し、県職員の負担を軽減、業務プロセスを変革し自治体のDXにも寄与しています。
富山の県産品が抽選で当たる「県産品購入ポイント制度」は毎年多くの応募があり定着はしてきていますが、アナログ方式のため応募者の年代に偏りがあり、総数が少ないことが課題となっていました。
また、新型コロナウイルスの感染拡大により生産者にも影響が広がり、県内の農林水産業を手助けしていく取り組みを積極的に行う必要があることや、富山県のデジタル化推進の一貫として、アプリ開発を行うこととなりました。
ネイティブアプリとWebアプリの技術的な組み合わせハイブリッド構成、および、弊社協力会社ネットワークによる分業体制により、比較的規模感のあるシステムを短期間で構築可能としました。
今回のプロジェクトでは、Android, iOS アプリケーションの開発に Visual Studio 2019 (Xamarin, C#) を用いて、弊社がこれまで培った技術を投入し、高い開発効率を実現しました。
またバックエンドシステムや API 開発には PHP のフレームワークとして Laravel を採用し、継続したメンテナンスおよび拡張可能な構成としています。
企画段階から設計、開発、ストア公開、運用サポートも含めたプロジェクトを運営しています。