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1型糖尿病患者向けインスリン投与量判定システム「AIカーボカウンター」がAndroid端末に対応

国立大学法人富山大学(学長:斉藤滋)との共同研究により開発した1型糖尿病患者向けインスリン投与量判定システム「AIカーボカウンター」において、Android端末での利用に対応しました。

本研究は国際医療福祉大学医学部 糖尿病・代謝・内分泌内科学 教授の中條大輔医師(前富山大学附属病院副病院長・臨床研究開発推進センター教授・第一内科診療教授)を研究代表者とする研究チームによって進められたもので、患者の食前血糖値と食事中の炭水化物量をもとに最適なインスリン投与量を算出し、患者のQOL(生活の質)向上に貢献するものです。

■Android端末での利用に対応
AIカーボカウンターは、1型糖尿病患者の方々が日々の生活において適切なインスリン投与量を判定する研究用システムです。食事の写真からAIが摂取した炭水化物量を解析し、算出した数値からインスリン投与量の参考値を計算します。
現在は研究の第一段階として本システムを用いた臨床研究を行い、有効性や安全性を検証しています。
今回の対応で従来のiOS端末を利用している患者に加え、Android端末を利用している患者も本研究への参加が可能となります。

■国際医療福祉大学市川病院に1型糖尿病専門外来が開設
国際医療福祉大学市川病院(千葉県市川市)は、1型糖尿病患者様に専門的・先進的な医療を提供する目的で「1型糖尿病専門外来」を開設しました。本研究の研究代表者である中條教授はこの専門外来の担当であり、市川病院において1型糖尿病の先進的な医療を提供すべく、赴任後に医療機器の使用体制や診療・研究実施体制を整備し、この度専門外来を設置するに至りました。

国際医療福祉大学市川病院 1型糖尿病専門外来の詳細は下記URLよりご確認いただけます。
https://ichikawa.iuhw.ac.jp/clinic/tounyou.html

詳細は下記プレスリリース記事をご確認ください。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000103467.html

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