Kadecot WebSocket APIを使用して家電(エミュレータ)の状態を表示&操作する方法①-エミュレータ作成編


KadecotのWebSocket APIを使ってエミュレータや実機の家電の状態を表示したり、操作したりできるWebリモコンを作成する手順です。
今回はエミュレータを使用する場合をご紹介します。
長くなりますので2回に分けます。まずエミュレータの作成方法です。

ちなみに開発環境はeclipseを使用しています。
用意するものは以下の通りです。

     

  • Xamppが使える開発用PC(リモコンのWebサーバとして使用するため)
  •  

  • Android端末(Kadecotサーバ用)
  •  

  • Android端末(リモコンとして使用)

Kadecotのサイトによると、Webサーバはどこでもいいようなので、どこかのWebサーバに間借りできるならXamppがなくてもOKです。
※Android端末は1つでも可能です。その場合兼用になります。

1.Kadecotサーバを用意
Android端末でGoogle PlayからKadecotをインストール。
詳しくはこちらを参照ください → Kadecotアプリインストール方法(Kadecotサイトへ)

2.エミュレータ作成&エミュレータ起動
Kadecotのサイトにあるように、エミュレータを萌家電で代用してもOKですが、実機とつなぐとこを見越して自作することにします。
エミュレータとして、温度センサー(値表示用)、扇風機(操作用)を作ります。
使用言語はJavaとなります(Javaの実行環境は整っている前提です)。以下のライブラリを使用します。

  • OpenECHO

まずはMain.javaです。

次に温度センサー用のThermometerEmulator.javaです。
com.sonycsl.echo.eoj.device.sensor.TemperatureSensorクラスを継承しています。
計測温度を仮に固定でセットしていますが、2byte配列でセットすることがコツです。

最後に扇風機用のElectricFanEmulator.javaです。
com.sonycsl.echo.eoj.device.airconditioner.VentilationFanを使用しています。
参考サイト)Raspberry Pi + OpenECHOでECHOENT Lite機器を自作する【完全版】その① | MUDAなことをしよう。
↑こちらのソースを流用させて頂き、一部修正したものです。

上記3ファイルを同階層に設置し、Main.java実行することでエミュレータが起動できます。

次回は実際に見たり操作したりするWebリモコンの作成方法です。

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