rkhunter で Checking for prerequisites が Warning に
こんにちは。キュア子です。ルートキット検出ツール使っていますか?
rkhunter というツールがあって CentOS や RHEL, Fedora なら EPEL からインストールできるので便利です。
最近、日本語の言語ファイルも加わったので使いやすくなりましたね。翻訳者の方、ありがとうございます。
1.4.4 にアップデートしたら警告が
さて、1.4.4 がリリースされたのでアップデートしたところ、以下の様なワーニングがでるようになりました。
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# rkhunter -c -sk --nomow [ Rootkit Hunter version 1.4.4 ] Checking system commands... Performing 'strings' command checks Checking 'strings' command [ OK ] Performing 'shared libraries' checks Checking for preloading variables [ None found ] Checking for preloaded libraries [ None found ] Checking LD_LIBRARY_PATH variable [ Not found ] Performing file properties checks Checking for prerequisites [ Warning ] |
もちろん rkhuter --update や rkhunter --propupd をしても解消はされません。
ログを見ると
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Warning: Checking for prerequisites [ Warning ] All file hash checks will be skipped because: This system uses prelinking, but the hash function command does not look like SHA1 or MD5 |
のようなメッセージが。
原因は prelink を無効化したこと
このサーバーは CentOS 6 系なので、もともとは prelink がインストールされて有効になっていました。しかし CentOS 7 では prelink が無効になっていることから、CentOS 6 でも /etc/sysconfig/prelink で無効化していたのでました。ただし、アンインストールはしていませんでした。
使う予定のない prelink を yum remove prelink で削除したところ、ワーニングが消えました。
おそらくインストールしたままで使用しない場合は、 /etc/rkhunter.conf で HASH_CMD を NONE に設定してもよいと思います。
RHEL / CentOS 7 からも prelink はデフォルトでインストールされないので、今回のようなワーニングも出ませんでした
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